良い義歯とは
2018年3月1日
先週の日曜日は、福岡県の西地区の歯科医師会の合同の勉強会が開催され、参加してきました。
テーマは「健康長寿に貢献する歯科治療」でした。
学会の中で、鈴木宏樹先生の「超高齢社会に適した義歯治療のススメ」ご講演がありました。
鈴木先生の講演は写真や動画が多く、実際に患者さんが義歯を使って食事されているところも多く撮影されていて、
とても勉強になりました。
この講演の中で、
「いくら吸着が良く痛くない義歯を作っても、食べられないと意味がなく、義歯は入れて終わりではなく、患者さんがきちんと使えているのか確認しなければいけない」
と話がありました。
痛くなく適合が良い義歯であれば、必然的に噛めるだろうと思いがちですが、長い間噛めない義歯を使っていると
義歯を信じられず、噛む前からこんな硬いものは噛めないと諦めてしまいます。
それを、もう噛めるようになったと自信を持たせてあげることも、口の専門家として必要だと学びました。
食事は、人生においてとても重要であり、食事が食べれないと、体が弱ってしまい、意欲の低下につながります。
そうならない様に、皆様がおいしい食事を食べれる手助けができるように、努力したいと思いました。